粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラス
- Space Planning
“掛川市東山地区他に位置する、標高500mほどの粟ヶ岳山頂にある休憩施設のリニューアルにおける業態開発マスタープランニングを担当。静岡県外はもちろん県内にもあまり知られていなかった既存の山頂休憩所を、世界農業遺産に認定された「静岡の茶草場農法」の茶畑をはじめ、遠くに見える富士山や南アルプス、そして駿河湾から伊豆半島まで見渡せる大パノラマの景色に没入する体験や、そこに生息する草木・花・昆虫などを間近に感じる事こができる体感型テラスを目指して開発しました。
施設は世界農業遺産に認定された茶草場農法で使用され地元の方が「かっぽし」と呼ぶ、刈り取った草を束ねて干す円錐状の形態をモチーフにパノラマの絶景を楽しむ「パノラマテラス」や富士山を見るための「フジテラス」、空を見上げるための「スカイテラス」、草花と触れ合う「グラステラス」といった様々なテラスで構成。
それまで来場者年間800名程度だった場所が、オープンから約半年で1万人を超える程の人気観光スポットとなりました。
※この施設及びその景観は、2019年の静岡県景観賞の最優秀賞に選ばれています。
2019